2009年12月15日

配牌の向聴数

偏差値機能も作らず最近何をやっていたかと言えば、
向聴数についてちょっと調べてたりしました。

DBに入れてみたデータ
・配牌の向聴数
・配牌時に場に残っている、向聴数が減る牌の数
・向聴数を減らさず、向聴数がより減りやすい手に手変わりする牌の数
・3順目の向聴数

14万件全部しらべるのは結構時間かかりました。
全部やる必要はなかったんですが、限定するのもめんどくさいので…

で、このデータを使って今回は調べてたのは
↓こんなん↓

お題
・配牌の平均向聴数
・自分の配牌向聴数と和了率・収支などデータ
・4人分の配牌と自分の和了率・収支などデータ
・配牌の個人的平均向聴数の分布(おまけ)

以下、調査結果をどうぞ。



配牌13枚の平均向聴数
4麻での平均向聴数は3.58というのが正解らしいですが、天鳳ではこんな感じです。
3麻の正解は知りません。
平均向聴数
どうでもいいですが、ランダムサンプルで5000位集めたら3.58になるだろうとたかをくくっていたら3.59でした。まぁ、全数集計しても集計時間は変わらないんですがね。


配牌13枚の向聴数と各種データ
単純に、配牌13枚の向聴数別に集計した和了率・放銃率などのデータです。
配牌向聴数と各種データ

和了率・収支のカーブが対数的になっているのと、
放銃率はほぼ無関係ってのが私的収穫ですかね。
ちょっと0、1向聴が突出しすぎて分かりにくいですが
5向聴と4向聴の4向聴より、3向聴と2向聴の2向聴の方がより有利なんだ、へー。
あ、向聴数が多い方が向聴数が減りやすいんだから、あたりまえなのか…


4人分の配牌と自分の和了率・収支などデータ
同じ向聴数でもいろいろな牌姿が考えられ、それによって更に有利・不利はあると思いますが、今回は他家の向聴数との関係について調べてみました。

まず、向聴数の数と有利さは直線的ではないことが分かったので
他家の向聴数と比べる時、単純に向聴数を比較するのではなく
向聴数を向聴数ごとの平均収支に置き換えて調べてみようと思います。
この場では、向聴数と置き換えた値を向聴ポイントと呼びます。
で、自分の向聴数と4人中の向聴ポイントの偏差値で各種データを集計してみました。
その平均収支のグラフがこれです。(その他のデータは大量なので省略)
向聴偏差値と平均収支

このデータも当たり前っちゃ当たり前ですが、偏差値が高いほど収支がいいです。
でも、データを出してみて気がついたんですが、これってあまり意味がないんでは?
他家と比較したって、そもそも配牌向聴数の大半が3か4な訳で75%も占めています。
自分の向聴数と各種のデータを出せば十分だった気がしてきました。


で、このデータが何になるのか?と言えば、たぶん何の意味もないでしょう、きっと。
ちなみに、鳳凰卓で3000試合以上しているある有名人の1試合の向聴偏差値の平均と順位の相関係数を取ってみたところ「0.10」でした。
まぁ、いつも通りただ調べてみただけで特にオチはないです。









配牌の個人的平均向聴数の分布
いないとは分かっていても確かめてみたくなりませんか?
「すごい配牌がいい人」ってのがいるのかどうか調べてみました。
配牌向聴数の分布

100戦以上している人の個人的な平均向聴数ですが、うっかり
対戦数を3麻と4麻を合わせた数で集計しちゃったので
4麻100戦に満たない人も入っているかもしれません。
なので、向聴数は4麻の物ですがきちんと集計するよりばらけてるかもしれません。
でもまぁ、ぱっと見そんな特殊な人はいないので、これで終了です。
posted by idaten! at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 麻雀分析の結果
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